- 寒暖差アレルギーと湿疹の関係
- 寒暖差による湿疹を予防・対策する方法
- 湿疹が出る原因が分かる
- 湿疹を予防できるようになり、かゆみを感じにくい生活を送ることができる
- せたがや内科・神経内科クリニック「久手堅司」院長:zakzak by 夕刊フジ
- 皮膚科医長「中尾匡孝」医師:社会医療法人 製鉄記念八幡病院
寒暖差アレルギーで湿疹が出る…?
せたがや内科・神経内科クリニック「久手堅(くでけん)」院長によると、寒暖差アレルギーは、
鼻水やせき、目のかゆみ、倦怠感、食欲低下や湿疹などの症状がみられ、7度以上の気温差がある場合に発症しやすい。
とのこと☝
アレルギー性の湿疹を持っている可能性あり
寒暖差アレルギーは、その名の通り「アレルギー」ですね
ただし「アレルギー」と一言で言っても、
- 鼻炎:鼻水,鼻づまり,くしゃみ
- 喘息:せき,息苦しさ
- アトピー性皮膚炎:肌荒れ,かゆみ
などなど、病名も症状も様々で、人によって個人差があります
激しい寒暖差が原因で湿疹が出てしまう人は、アレルギー性の湿疹を持っている可能性があります
その湿疹「寒冷じんましん」かも?
激しい寒暖差を感じたときに出る、湿疹
その症状は、「寒冷じんましん」と呼ばれる病気かもしれません
寒冷じんましんとは?
寒冷じんましんとは、体が極端に冷えることで、冷えた部位もしくは全身の皮膚に、
- かゆみ
- 赤み(発赤)
- ブツブツ(膨疹)
- ミミズ腫れ
といった症状が現れる、皮膚病の1つ
じんましんには、
- アレルギーが原因で発症するじんましん(アレルギー性)
- アレルギーがなくても発症するじんましん(非アレルギー性)
2種類のじんましんがあります
寒冷じんましんは、寒暖差が原因で起こる「アレルギー性」に当てはまります☝
原因が明らかということは、対策しやすいということでもあります👏
寒冷じんましんの原因
原因は、名前の通り、何かしらの「冷たいもの」に触れること
例えば、
- エアコンの冷風に直接当たった
- 暖かい場所から寒い場所へ、急に移動した
- たくさんかいた汗が蒸発し、体が冷えた
- 冷えた飲食物(アイス,ジュース)などを食べた(飲んだ)
寒冷じんましんは、上記のような状況に遭ったとき発症しやすい病気です☝
寒暖差アレルギーも原因はほぼ同じなので、わたしも今まで何度も「こんなことで……」を経験しています……💦
湿疹・じんましん予防・対策
- 寒暖差による湿疹
- 寒冷じんましん
を予防・対策するには、
- 薬を正しく飲むこと
- 激しい寒暖差を避けるよう心がける
- 適度な運動を続けること
この3つが、主な対策となります☝
湿疹対策1:薬を正しく飲む
じんましんが起こる原因は、かゆみの原因となる「ヒスタミン」という物質が分泌されて、
- かゆみを起こす
- 血管が広がる(赤み)
- 血液成分が血管の外に漏れる(腫れ)
といった症状を引き起こします
これを防ぐ薬が、抗ヒスタミン薬💡
かゆみを鎮め、アレルギー症状を抑えてくれるお薬です
かゆみの原因となる「ヒスタミン」の作用を抑える薬
かゆみのほか、
- 鼻水
- 鼻づまり
- くしゃみ
といったアレルギー症状にも効き、鼻炎薬や風邪薬にも含まれることがある
「正しく飲む」というのは、
- 医師が処方した薬を飲む(市販薬は、あくまで応急処置)
- 決められた服用時間・回数を守る(薬効を最大限効かせるため)
- 自分の判断で服用を止めない(湿疹・じんましんが治まっても、完治していないこともある)
上記のように、専門医にしっかり診てもらい、診断・処方を守るということ☝
- 今はそれほどつらくないけど、できれば治したい
- なんとなく症状が気になる
このような軽症の人こそ、重症化する「前」に病院に行ってほしいです!!
湿疹対策2:激しい寒暖差を避けるよう心がける
湿疹などで肌が荒れてしまうそもそもの原因は、
- 激しい寒暖差
- 冷たすぎるもの
に触れたり感じることですよね?
つまり、
- 激しい寒暖差を避ける
- 冷たすぎるものを避ける
ことで、湿疹そのものを防ぐことができます💡
アレルギーは、原因そのものを避けることこそ、最も重要な対処法なんです💡
具体的な寒暖差対策としては、
- 急な寒暖差にその場で対処できるよう、常に上着を持ち歩く
- 重ね着をして、細かく体温調節できるよう準備する
などなど☝
- 自身の生活スタイル
- よく行く施設と空調の強さ
- よく湿疹が出る場所
などを見直し、寒暖差を避ける生活を心がけましょう!
湿疹対策3:適度な運動を続けること
また、適度な運動をすることも、寒暖差アレルギー対策には特に大切なこと💡
- 体力がつく(疲労はアレルギーを発症させやすくする)
- 筋力がつく(筋肉が多いほど体温調節しやすくなり、寒暖差に対処できる)
- ストレスを解消できる(精神的なストレスも、アレルギーの原因の1つ)
運動1つで、寒暖差アレルギー予防・対策に、とっても良い効果をもたらしてくれます!
「寒暖差アレルギーと湿疹の関係」まとめ
- 激しい寒暖差が原因で、湿疹(じんましん)が出ることがある
- 肌荒れ(湿疹,じんましん)予防・対策には、「薬の正しい服用」「寒暖差を避ける」「適度な運動」を心がける