- 鼻炎時の正しい鼻血対策
- 鼻炎のときに鼻血が出やすい理由
- 鼻炎時の鼻血にどう対処すればいいかが分かる
- 正しい鼻血対策を知り、実践できるようになる
鼻血を止める最適解「小鼻をつまむ」
鼻炎時の鼻血を止める最も正しい方法は、小鼻をつまむこと☝
こんな感じ☝
具体的な場所
鼻血のほとんどは、「キーゼルバッハ部位」と呼ばれる、鼻先にある細かい血管が傷つくことで起こります
出典:あんしん健康ナビ 花粉症・アレルギー性鼻炎
ここをつまむことで、鼻血の漏れを抑えることができます💡
小鼻を押さえる時間
小鼻(キーゼルバッハ部位)をつまみ、10分ほど様子をみましょう
その際、椅子に座るなど全身をリラックスさせることも大切です☝
鼻血が止まっても油断は禁物
鼻血が止まった直後は、出血部位の粘膜も薄く、かさぶたのような状態になっています
つまり、また出血する可能性が高いということ!
この”かさぶた状態”を保ち、再出血を予防しましょう💡
鼻血が止まった後に気をつけること
- 鼻に刺激を与えない
- 血圧を上げない
注意1.鼻に刺激を与えない
- 鼻を強くかむ
- 鼻をほじる
- 外側から鼻を触る
このような物理的な刺激を、できるだけ与えないようにしましょう
注意2.血圧を上げない
- 長風呂
- 熱い風呂に入る
- 飲酒
- 激しい運動
このような血圧を上げる行動も、できるだけ控えましょう☝
血圧が高い状態とは、血管の壁が緊張し少しの刺激で出血する状態ということ
どうなるか想像できますよね……💦
再出血を起こさないためにも、鼻血が出たらリラックス(血圧を上げないこと)を意識しましょう💡
間違った鼻血の止め方
- 上を向く
- ティッシュを鼻に詰める
- 目頭のあたりをつまむ
間違い1.上を向く
鼻血が垂れないように上を向くのは、止め方としては不正解
上を向くと、鼻血が喉奥へ流れ込み、
- むせ
- 誤嚥
- 吐き気
を起こすことがあります
鼻血を飲んでも害にはなりませんが、基本的には下を向いて外に出すものと覚えておきましょう☝
間違い2.ティッシュを鼻に強く詰める
ティッシュを優しく鼻に詰めれば、決して間違いではありません
- 鼻奥まで強く入れ込む
- 固く丸めたものを詰める
- 何回も交換する
といった強い刺激を繰り返し与えてしまうと、鼻血を止めるはずのティッシュが粘膜を傷つけ、鼻血をさらに悪化させてしまいます…💦
- 小鼻をつまむ補助として
- 垂れる鼻血を吸収するため
優しく使うようにしましょう💡
間違い3.目頭をつまむ
先ほどお話しした通り、鼻血の約8割は、鼻先(キーゼルバッハ部位)から出血します
つまり、
- 目頭
- 鼻の根元
などをつまんでも、まったく意味がないこともあります…
鼻炎が長引く=鼻血も出やすい
鼻炎とは、鼻粘膜が炎症を起こし、ダメージを受けている状態をいいます
鼻炎(炎症)が長引いたときは、ちょっとの刺激でも鼻血が出やすい状態💦
- 鼻を優しくかむ
- 鼻炎薬など鼻に触れない対策をする
など、直接強い刺激を与えないよう注意しましょう
どうしても鼻血が止まらない時は…
福井大学耳鼻咽喉科「徳永貴広」医師は、
二十分以上押さえても止まらなければ、耳鼻咽喉科を受診してください。
- 20分は様子をみる
- 20分以上鼻血が止まらない場合、耳鼻科にかかる
ことを推奨しています💡
- 鼻血が毎日出る
- 鼻血のせいで気分が悪い
など、明らかな体調不良のときも、最寄りの耳鼻科へかかりましょう!
「鼻炎時の鼻血対策」まとめ
- 鼻血が出たら「小鼻」をつまむ
- 鼻血が止まった後:鼻に刺激を与えない,血圧を上げない
- 20分以上鼻血が止まらないときは、耳鼻科へかかる
- 正しい対処法
- 間違った対処法
- いざという時には耳鼻科へかかる
これら対策を覚えておきましょう!
そんなときにできる、正しい応急対策を知っておきましょう💡