- 梅雨時期の室内湿度調査
- 梅雨を快適に過ごせる温度・湿度環境
- 湿度が高いことで起こる、体への悪影響
- 梅雨時期の室内湿度が分かる!
- 高温多湿による悪影響を知ることができる!
- 梅雨を健康に乗り切るヒントが見つかり、正しい対策ができる!
梅雨の室内湿度
気象庁が公開している、過去30年間(1981年~2010年)の梅雨時期の平均的な室内湿度は、以下の通り。
月 | 湿度 |
5月 | 70% |
6月 | 78% |
7月 | 75% |
8月 | 76% |
梅雨まっただ中の6月に、1年間で最高となる78%に達します。
人が快適に感じる湿度は、55%~65%。
つまり湿度78%は、明らかに高湿度ということになります…。
人間にとって健康的な室内環境とは?
人間が、心も体も健康的に過ごせる理想的な室内環境(温度・湿度)は、
- 温度:25℃~28℃
- 湿度:55%~65%
とされています。
この温度・湿度設定は、日本の病院で定められている、患者さんにも優しい数値!
梅雨を快適に過ごすには、温度だけでなく、湿度調節も心がけることが大切です。
- 温度27℃前後
- 湿度60%前後
この室内環境は、免疫力が落ちていて、風邪菌やウイルスに感染しやすい患者さんでも安心して過ごせる理想的な環境✨
自宅でこの温度・湿度を保つだけで、健康・快適な環境を作れていることになっちゃいます!
梅雨に湿度が高くなる原因
梅雨になると湿度が一気に高くなる原因は、
- 空気に含まれる水分量
- 梅雨によく降る雨
この2つ。
空気には「気温が高くなるほど、含むことのできる水分量が増える」という性質があります。
梅雨は、空気が水分をたっぷり含んでしまう条件が整う時期、ということ…。
気温が高い=空気中の水分量が増える
- 温度が高いほど、空気中の水分量が増える(夏の多湿の原因)
- 温度が低いほど、空気中の水分量が減る(冬の乾燥の原因)
これが、温度と水分量の関係。
例えば、夏と冬で同じ20℃に設定した室内の場合、
- 夏の20℃:外気温が暑いため、湿度は高いまま
- 冬の20℃:外気温が低いため、湿度は低いまま
このように、夏と冬では気温が異なることから、湿度(空気中の水分量)も変わります💡
梅雨は、これから夏に差しかかる季節の変わり目。
つまり、温度がどんどん上がっていく時期ということです…。
梅雨に多い「雨」も、湿度が高くなる原因!
梅雨の降水量の多さも、湿度が高くなる原因の1つ。
夏本番になれば、
- 雨量が減ることで、湿度が上がりにくくなる
- 日照時間が長く、空気中の水分が蒸発しやすい
ことから、梅雨より湿度対策をしやすい時期になります。
夏本番とは逆に、
- 雨量が多く、湿度が高くなりやすい(下がりにくい)
- 曇り(雨)の日が多く、空気中の水分が蒸発しにくい
このような梅雨の時期は、他の季節と比べて蒸し暑く感じてしまう原因がたくさんある時期といえます…。
湿度が高くなる梅雨に注意したいこと
湿度が高くなる梅雨以降に注意したいのは、以下の2点。
- ダニやカビの発生・繁殖
- 害虫(ムカデ,ゴキブリ等)の発生
そういう意味で、わたしは夏より冬派ですね……💦
カビの発生・繁殖
室内湿度が70%を超えるとカビが発生しやすくなり、どんどん繁殖を始めるようになるといわれています。
梅雨の平均湿度78%は、人にとっては不快でも、高温多湿を好むカビにとっては理想的な環境…。
カビがアレルギーの原因物質(アレルゲン)になり、この時期特有のアレルギー性鼻炎を起こすこともあります。
害虫の発生
梅雨は、人間に危害を加える害虫も発生しやすい時期。
- ダニ
- ムカデ
- ゴキブリ
など、聞いただけで背筋がゾワッとする虫たちは、高温多湿が大好きな生き物…。
- エサになる落ち葉を掃除する
- 隠れ場所になる物を置かない
- 部屋の湿度を60%前後に整える
まずは上記対策のうち、すぐできるものから実践し、害虫を寄せ付けない環境を作りましょう!
「梅雨時期の室内湿度」まとめ
- 梅雨時期の室内湿度:約78%(平均)
- 快適な室内温度:25℃~28℃
- 快適な室内湿度:55%~65%
- 湿度70%以上で、カビや害虫が発生しやすくなる!
今まで湿度対策をしてこなかった人は、湿度調節をするだけで、毎日が快適に感じられるようになりますよ✨
などを知り、梅雨を快適に過ごす方法を身につけましょう💡